ムーブメントの修理がしやすい

機械式時計の特徴は?

機械式時計はゼンマイで動いているという特徴があります。現在主流の自動巻き以外にも手巻きがあり、香箱車(一番車)を筆頭に四番車までの歯車とガンキ車、アンクルなどの歯車ら金属のパーツが組み立てられており、針が動いています。機械式以外にはクォーツ式という電池を使用したものがありますが、電池を使っている場合は電池が切れたりICが壊れてしまうと使用することが出来ません。電池が切れただけであれば、自分で町中にある時計修理のお店などに行って電池の交換を行えば良いですが、電池の交換だけで済まない故障の場合は直すことが出来ないことが多いです。しかし、機械式の場合はムーブメントの修理がしやすいのが特徴となっています。

なぜ修理がしやすい?

クォーツ式と違って機械式はムーブメントの修理がしやすいのが特徴です。なぜムーブメントの修理がしやすいのかは、機械式の構造に理由があります。機械式は金属パーツを組み立てて作られていますので、それを分解することによって修理がしやすくなっているのです。有名ブランドなどの場合だと、製造が終了したとしても数十年単位で修理が可能となっています。数十年使えるだけでもかなりのものですが、オフィシャルのパーツでなくても汎用パーツが使えるものであればさらに長く使えるということになります。自分だけではなく子へ、子から孫へなどといったように、代々受け継いで一つの時計を使い続けるということも機械式であれば可能ということです。